RainbowSongのブログ

根暗で非コミュの30歳。腎炎持ち。文化系の趣味を自称したいけどアウトプットが何もできない。

人生で初、メンタルヘルスカウンセリング(電話で無料相談)を使った。

地獄を見た。

転職後初の長期休暇があったためこれまでの張り詰めた糸が切れたのか、その休暇が終わってから急に眠れなくなった。日・月・火曜の夜、三日間連続の1~2時間睡眠である。いいようのない身体のダルさ、うっすらとある吐き気。疲労を感じるがとにかく眠気が来ず、眠れない。

確かに会社での自分の将来、皆の輪の中に入って浮いている自分(しかもそれが毎日)を思うと、動悸がしてきてその不安感に発狂しそうになっていた。でもそれは自分の我慢が足らないだけで、乗り越えていかなければいけないもんなんだろうと思っていた。また、この程度を乗り越えられない自分は情けない生き物であり、嫁さんに顔向けもできないものだと思っていた。

そこで、メンタルヘルスカウンセリングへ電話した。気が紛れるんじゃかと、嫁の勧めがあったからだ。なるほど人に話すと頭が整理される。転職を後悔していること、人と馴染めない自分が大嫌いなこと、そして毎日行われる会社の人と連れ合う時間が苦痛過ぎてたまらないこと。

前職では業務以外は基本的に常に一人でいた。人間関係が築けず、社内の人間事情を知らず、会社で何が置きようとしているのか公式な情報以外には知らない。そんな自分が嫌で嫌で仕方なかった。でも打開策は見つからず、自分がとった手段は転職して環境を変えるという荒療治だった。仕事が変わり、見知らぬ人たちだらけの中でストレスを感じながら、でもそれでも人と付き合う時間を減らすことを自分に許さず、気づいたら眠れなくなって食事ものどを通らなくなっていた。これはもう限界のサインなんだろう。

カウンセラーの方には、「結婚に加えて転職までしたのだから環境を変えすぎ。」「その中で、一人を好む気質であるにもかかわらず人とかかわることを強制していてそこでも自分に変化を与えすぎ」「今後は元の自分のペースに戻し、これ以上新しいことは絶対にやらないように」とのアドバイスをいただいた。

人と馴染めない自分が大嫌いで、それくらいこなせなければ自分は生きている価値がない人間だくらいに思っていた。でももう、限界が来たのだ。自分は出来る範囲で努力をした。その結果、やはり自分は一人が好きだし、人と連れ合うことができない。それを誰かから後ろ指さされようがもう関係ない。自分という人間の正確を受け容れ、その世界で生きていくしかないのだ。とにかく眠れないという地獄のような日々を経て、ようやくその境地に至れた。ひとまず自分は努力をしてみたのだ。だからこそ、自分の劣等な部分を受け容れようと初めて思えた。転職という選択はもう取り消すことはできないが、今の環境の中でまた一人で生きていこう。

木曜は会社へ出社しない日だったおかげか、水曜の夜はそれはそれはぐっすり眠れた。久しぶりの睡眠は砂漠の中のオアシスのようで、朝から軽い身体が嬉しくてたまらなかった。健康こそ至福。幸い自分にはある程度の趣味があるのだし、もう人と連れ合うことは諦めて自分の世界で生きていく(嫁さんと一緒に)。100%純粋な気持ちでこう思えることが、今回の転職も無駄じゃなかった証明なのかな。

※「人間関係を作りたいから転職」というのはかなり飛躍がありますが、仕事内容や会社の業績的にも転職を検討していたということもあり、今回の決断に至った次第。でも結局9割くらいは人間関係を作りたいという希望をもっての転職だったかな。笑える。