RainbowSongのブログ

根暗で非コミュの30歳。腎炎持ち。文化系の趣味を自称したいけどアウトプットが何もできない。

隣の芝生は青い?

にんじんの塔(http://crrt.hateblo.jp/)さんを知った。きっかけははてブこの記事だけれども、それ以外の記事が自分の心を撃ち抜いた。全力で「人間」を生きている感じがして、羨ましくて仕方ない。久しく靄のかかったような頭で過ごしてきたけど、自分の感覚が呼び覚まされるようなこの感覚。人間の「生」の魅力を言語化できる彼女の文章力に脱帽した。

ルックスに恵まれ人を惹きつける才があることに加えて、小説や映画で養ったのか、人との交流・関係性を捉える感性を備えているなんて、彼女はズルいにもほどがある。

おれだって「自分」という資産をこれでもかというほど使い倒し、「人間」を遊び倒したかった。生まれたからにはもっと「人間」をエンジョイしたかった。写真や読書、映画などの趣味に没頭するのは当たり前、それに加えて実地体験をこなし、人間の世界を満喫したかった。

満喫するのにルックスが必要なの?YES!絶対にYES!ルックスが必要となる、そのステージで人生を骨の髄まで味わいたかったのだ。

最近はボリュームのない髪にまた悩み、プロペシア復帰したいなとか思ってる。でもこれからの不妊治療のことを考えたら手は出したくないなと尻込みしてる。ルックスが全てなのか。上記のような「ステージ」の人生を除いて、一般的に答えは当然否である。それなのに何故こうも悩むのか。ちょっと髪型の具合がいいと馬鹿みたいに陽気になる。

会社生活をしていればルックスのいい人なんてごく少数である。ルックスの冴えない彼ら彼女らを、おれは見下しているか?答えは否である。人格的に尊敬できる人には容姿なんて関係ない。ただその人がいてくれるだけでよい。それは心の底から思っていること。それなのに何故自分のことになると途端に容姿にこだわってしまうのか。それはソレこれはコレ、と割り切れないのか。

本音でありたい。自分を剥き出しのままで生きたい。人生を楽しみたい。色んなことを経験したい。
そう思いながら現実の自分は、新しい職場の蒸し暑いオフィスの中で、汗をかきながらまた意味の分からぬルーチン作業に没頭している。転職の時夢見ていた理想はどうやら手に入らないようだと理解しつつ軽く吐き気を覚えながら。

それでもおれは明日も髪型を気にしながら、いいことないかなと思いながら過ごすのだ。

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これとかこれとか。高貴だけど、人間味を感じるところがイイ。